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昔はこの浅草までが武蔵の国だったのです。橋を架け、最初は両国を結ぶ橋といっていましたが、いつのまにやら東京に組み込んでしまいました。

  東京スカイツリーの高さは武蔵の国に建っているから634mにしたといわれています。な〜るほど、とお思いでしょうが、これはいささか“こじつけ”っぽいのです。なぜなら、スカイツリーが建つ墨田区は、ほんらいなら武蔵ではなかったからです。
  江戸時代の初期(寛永年間 1622〜1643年あるいは貞享3年 1686年)に南葛飾郡が武蔵の国に編入されるまでは、スカイツリーの建つあたりは下総の国の葛飾郡だったのです。境をなす隅田川に橋が架けられて“両国橋”と呼ばれていたのが、まさにそのことを物語っています。つまり、武蔵国と下総国の両国をつなぐ橋だから両国橋だったわけです。
  いつのまにやら下総は東京に組み込まれてしまいました。これと同じようなケースは東京ディズニーランドがあります。ディズニーランドのあるところは千葉県浦安市ですが、なぜか“東京ディズニーランド”と呼ばれるようになっています。やがて、うやむやのうちに、浦安も東京に組み込まれてしまうのでしょうか。“ばんざーい”って、誰です、喜んでいるのは? 東京都民になることが、そんなに嬉しいんですか?
  まあ、そんなわけで武蔵国に建つので634mにしたというのは大人げない話で、計画では最初610mでしたが、中国の広州に建設中の塔が610mだとわかったものだから、負けてはならじと高くしたかったのに、なんとかかっこつけようと武蔵国に建てるから634mにしたと、“後出しじゃんけん”のような理由づけをしたのでした


地名を考える
  東京スカイツリー本当に634(武蔵なの? ・・・・・・・・・・ 東京都墨田区