柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
ちまき食べたべ 兄さんが
計ってくれた 背いのたけ

ちまきは食べなかったが
かしわもちを 食べながら
背丈を縁側の柱に きずつけたのを
覚えている

たしか かしわもちは
手のひらほどの 丸い葉っぱに
包んであったような気がする
いまになって さんきら とわかった。

前日から用意されていた
よもぎの葉と 菖蒲の葉を
束ねたものを お爺さんが
屋根に投げ上げていたのを記憶している

そんなことよりも
かしわもちの 美味しかったこと
鯉のぼりなんかは なかったけど
端午の節句は 楽しかった。

端午節句が早くくればいいなと思ったが
もう三六五日しないと来ないときいて がっかりした。
良い悪いは別にして・・・・
  むかし むかし そのむかし
端午の節句

よもぎの匂いもいいけど、ぼくは菖蒲の匂いのほうが好きだった。

端午の節句のころに採れる“さんきら”の葉っぱはやわらかかった。だから葉っぱごと食べた。こしあんが、すごく甘かったように記憶している。田舎では年に何回もお餅をつくったが、やっぱり柏餅の味がいちばんだ。
あれはいつのころだったろうか。5月ではまだ葉っぱが育っていなかったはずだから、おそらくいまの6月から7月ごろだったんじゃないだろうか。だから5月5日とはいっても旧暦だったかもしれないし、月遅れだったかもしれないなあ。

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