良い悪いは別にして・・・・
  むかし むかし そのむかし
稲刈り休み

むかしは、どのうちでも田の畔に大豆を植えてありました。この枝でイナゴ籠をつくりましだが、いまほどうしても編み方を思い出しません。どなたか、教えてください。もっとも二度とつくることもないでしょうが………。

もう半世紀もむかしのことでしょうか。
九月の声を聞くと
稲刈り休みが
始まりました。

あのころは
田んぼのないうちの子が
とても羨ましかった
想い出があります。

でも 稲刈りのころの楽しみもありました。
田んぼの畔に植えられていた
葉っぱの黄色くなった大豆の
枝を集めていなご籠をつくりました。
 
いまはどうしても思い出しませんが
十匹も入れるといっぱいになる
いなご籠をもって
いなごを追いかけたものです。

なぜか二匹がおんぶしたいなごを
捕るとやったぜって気分になりました。
家に持ち帰って腹の中の物を吐き出させ
囲炉裏の火であぶって醤油をつけて食べます。

そんな想い出もいまはむかしの話。
こうばしい香りだけで我慢しましょう。
稲刈りが終わるとイナゴ捕りにせいを出しました。子どものおやつになったし、大人たちには、おかずになったからでした。これは交尾中なのですが、このおんぶイナゴを捕ると嬉しかったものです。人間はときに残酷なんですね。
イナゴの佃煮。信州地方ではいまも盛んに食べられているようです。甘辛く煮ると、きっと美味しいんでしょうね。想い出では、足が喉に引っかかるようでイヤでしたけどね。

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