【キツネノカミソリ】ユリ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属キツネノカミソリの多年草 球根植物

林の縁に群がって咲くオレンジ色の可憐な花
  夏、梅雨が明けしてばらくしたころ、日蔭を歩いているとオレンジ色の花が目に飛び込んできました。30cmほどの茎が枯葉のあいだからスーッと伸びていて、先端に二輪から三輪の花を咲かせていました。花のそばに蕾があって最終的には四輪から五輪の花をつけるようです。
  葉っぱがなく、茎だけを伸ばして先端に花をつける植物にはヒガンバナがありますが、そのヒガンバナとおなじ科です。花が咲く時期はキツネノカミソリのほうが早く7月の終わりごろから8月の上旬にかけてです。この花が咲き終わるとヒガンバナが咲きはじめます。

葉でつくった栄養素を地下の球根にためてその栄養で花を咲かせるとか………
  キツネノカミソリは早春に水仙のような葉が出て、その葉が枯れたころに茎を伸ばして花が咲くといわれていますが、上の写真をごらんになれば分かるように、枯れた葉の名残もありません。葉で光合成をして地下の球根に栄養分をためて、その栄養分を使って花茎をのばし花を咲かせるそうですが、少なくともこの写真を見るかぎり葉の痕跡はありません。来年の春に確認するしかないようです。

キツネノカミソリ

「ヤマザクラとかけてなんととく」、「出っ歯ととく」、その心は「花より葉のほうがさき」という謎かけがあるが、キツネノカミソリもやはり葉がさきに出て、枯れたころに色もあざやかなオレンジ色の花を咲かせます。

無防備に伸びて花を咲かせる

大木の根元に申し訳なさそうに咲くキツネノカミソリ。緑の葉はドクダミ。

撮影:2014年7月26日

夏に茎を伸ばし先端に三輪から五輪の蕾をもって花が開く。

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6弁の花びらのなかに6本の雄しべが目立つ。
最初に二輪の花が開き、続いて残りの蕾が開く。