下向きにひっそりと咲く白い花

ノ シ ラ ン

ノシランを漢字で書くと「熨斗蘭」。でも「ラン」と名がついていますがラン科の植物ではなくユリ科です。葉がラン科の

植物に似ているから呼ばれているにすぎません。日向より日陰を好みます。日陰の花です。

【ノシラン】    目ユリ科ジャノヒゲ属ノシラン。多年草。

古来から日本にあった貴重な在来植物のひとつ
  日陰にひっそりと咲く白い花。葉がランの仲間の植物に似ているので「熨斗蘭」と呼ばれています。日本の在来種で本州以南に咲きます。ほかには韓国にもあります。
  草丈は50cm〜80cmで、細長い葉が株状に伸びます。常緑なので庭の縁取りなどに植えられることがあります。
 
青い実は子どものころに遊んだクス玉鉄砲の弾
  むかし子どものころに、リュウノヒゲ(ジャノヒゲが正式な名称)の青い実をとってポケットに入れて“クス玉鉄砲”遊びをしました。
  ノシランもおなじジャノヒゲ属ですから旗竿のように咲いた花茎にびっしりと青い実をつけます。この実もリュウノヒゲとおなじような大きさでしょうから、きっと篠竹(シノダケ)の太さとおなじぐらいなのでしょう。
  クス玉鉄砲のつくりかたは、篠竹を節の下から節の下まで切り取り、節の上3cmほどのところで切り分けます。そうしておいて、真竹(まだけ)=破竹(はちく)ともいう=を篠竹の長さに合わせて切り、竹ひごをつくります。
  竹ひごができたら節の部分の穴に差し込み、削りくずをすきまに差し込んで固定します。固定できたら節の部分で切り取った残りの篠竹より5mmていど短いところで竹ひごを切ります。
  これでクス玉鉄砲の完成です。あとは、リュウノヒゲの青い実を篠竹の穴の中に押し込み、竹ひごで先端まで押します。こうしておいて、もうひとつのリュウノヒゲの実を指で穴に押し込み、竹ひごで突き出します。パンと小気味いい音がして先端の押し込んでおいた玉が飛び出します。
  子どものころの遊びです。ノシランにもリュウノヒゲとおなじょうな実ができるそうですから、おなじような遊びができるのではないでしょうか?

撮影:2013年9月10日

撮影:2013年9月17日

近づいてよく見ると小さな白い花が開いていた。

雑木林の半日陰に葉をいっぱいに広げて花茎を伸ばす。

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