サ ガ ミ ラ ン

サガミランは相模地方(現在の神奈川県)で発見されたのでそう呼ばれているのでしょうか。摩耶地方(兵庫県)

で発見された「マヤラン」に似ていて、マヤランの花のように模様がなく真っ白だからこう呼ばれています。

←ひ弱そうに見えて意外に力強いようだ。落ち葉を突き抜け、持ち上げて花を咲かすものもある。

↓まったく色味がない。マヤランの場合には花びらのなかに赤紫の模様がみえるのだが………。

葉もない葉緑素もない不思議な花

【サガミラン】ラン目ラン科シュンラン属サガミラン。腐生植物。

おもわず踏みつけてしまいそうなモヤシのような植物
  マヤランが咲くと聞いて以前から探していましたが、6月の下旬になってようやくそれらしい植物を見つけました。雑木林と遊歩道のきわの、小ぶりの笹のとぎれたあたりにモヤシのような芽が数本かたまって出ていました。もしかしたらこれかもしれないと、数日してから訪れてみますと、なにやら花の蕾のようなものがつきはじめていました。7月の上旬にはいり蕾ははっきりと花とわかるまでに開いていました。
 
葉っぱのない白い葉緑素を持たない植物がどうして生きられるのか
  家に戻って図鑑で調べてみたところマヤランにしては違うようです。花のなか、唇弁や側弁に赤紫の色がありません。さらに調べるうちにサガミランとわかりました。
  サガミランはラン科植物特有の腐正植物です。腐正植物にはキンラン、ギンラン、シュンランなどがありますが、これらは葉を持っていて光合成で必要な栄養分をつくることができますが、サガミランはできません。そこで落ち葉のなかの菌類に寄生して栄養分を吸収しています。おなじような成長をするものにギンリョウソウなどがあります。こちらも葉緑素を持ちません。

葉っぱはどこにもありません。小さな笹の切れ目に生える。

撮影:2013年9月13日

撮影:2014年7月6日

白くてじみな花。1本の茎から3輪の花をさかせいた。

たっぷりとたまった落ち葉の合いだから芽をだしていた。

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