ツ ル マ メ

これだ大豆の原種だといわれても、にわかには信じられません。大豆にしてもビールのつまみになる枝豆にしても

こんな蔓状のものとは思わないからです。でも、大豆はツルマメから生まれた品種なのです。

【ツルマメ】マメ目マメ科ダイズ属ツルマメ。一年草。

大豆の原種といわれる蔓性の野生の豆
  本州から九州、朝鮮半島、中国大陸、シベリアにかけて道ばたや野原にはえています。蔓性でほかの草花にからみついて伸びます。その長さは3mから4mにもなります。
  9月ごろに花を咲かせ、10月ごろに大豆によく似た実をつけます。ただし、市販されている枝豆(大豆の未成熟の物)や大豆とは比べ物にならないほど貧弱で、色も黒ずんだ緑色です。いつごろから大豆が作り出されたかは不明ですが、大豆の原種といわれています。
 
種を遠くにはじき飛ばして子孫をふやすツルマメ
  ところで植物のふえかたには、風にのって種を飛ばすもの、ほかの動物にくっついて種を運んでもらうもの、あるいは獣や鳥に食べてもらって移動先で糞と一緒に種を落としてもらうものなど、様々あります。このツルマメは、鳳仙花のように莢(さや)がはじけて種を遠くに飛ばすタイプの植物です。
  ところが、改良されて人の手にかかると、種を飛ばされてはたまりません。そこで大豆などは、収穫時に莢のなかに種が残るようにされました。つまり、本来の性質をなくされたのです。考えてみたら、悲しいことですね。ま、おかげで人間にとっては便利ですけどね。

これがまあ あの大豆のもととは

撮影:2013年9月22日

莢(さや)ができた。近づいて見ると、なるほど大豆に似ている。これを人が改良して現在の大豆をつくったといわれている。ツルマメの莢の中には小さなマメがはいっている。

近づいて見ると小さな薄紫の花が咲いていた。

複雑にもつれあうように伸びるツルマメの茎。

撮影:2013年9月13日

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