歌人の若山牧水が東京に出てきて師匠の尾上柴舟を中心に結成したのが『車前草社』。オオバコから名をとってつけられた。踏まれても起きあがるオオバコであろうと

したのか。踏みつぶされたら立ち上がれないヘラオオバコではダメだったのだ。

ヘラオオバコ 

雌しべ→

雄しべ→

なぜオオバコを駆逐したか?
種が動物に食べられても胃の中でも消化されずに生きることができるからだ。
そして遠くに運ばれ、排泄されて芽を出す。

オオバコ

日本古来のオオバコを駆逐するヘラオオバコ

撮影:2010年4月25日

ご覧のように花は下から上に順に咲いていく。

撮影:2012年5月8日

撮影:2012年4月15日

撮影:2012年5月8日

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【下から上に雄しべが出る理由】

  なぜだと思いますか。上から下へ雄しべが出たほうが、花粉は下へ落ちるわけだから有利に思えるのですが。
  それは自分の雄しべの花粉では受粉したくないからです。ほかの花の花粉をもらうためです。
 つまり、強い子孫を残すヘラオオバコの知恵です。

【ヘラオオバコ】オオバコ科オオバコ属の植物。ヨーロッパ原産の雑草で、日本では帰化植物である。
  日本に従来からあるオオバコと違って、へら状の葉っぱをしていることからこの名がついた。帰化植物で江戸時代の終わりごろにはいってきたものと思われる。オオバコと違って、踏みつけに対する耐性はない。そのかわり繁殖力は旺盛で、オオバコを山の上に追いやって平地を占領しつつある。
  私が田舎から出て来たときには、これは都会の花だと思ったものだ。40年前には田舎では見かけたことがなかったからだ。いまでは田舎にもふだんに見かける。
  環境省指定の要注意外来生物類型Uに指定されている。だからといって、手をこまねいて見ているしかない。ヨーロッパではハーブとして食用や薬用に利用され、家畜用飼料としても栽培されているそうだから、なんらかのひょうしにヨーロッパのものが全滅でもしたら輸出するかァ………。