漢字で書くと高野箒となります。高野山ではこの花の枝を束ねて仏像のほこりを払うための箒(ほうき)を作ったと言われています。実際には高野山以外でも細かい物の誇り払いに使われていたそうです。ほんとうでしょうか。

【ススキ】キク目キク科タンポポ亜科コウヤボウキ属の落葉小低木。
  関東以南から九州にかけて、陽当たりのよい山林の乾燥した斜面などに群れて咲きます。高さは60〜100cmで、根元からたくさんの枝を出し、枝の先に原則として一輪の花をつけます。まれに二輪の場合もあります。
  9月から10月にかけて花を咲かせますが、そのころには枝は木質化して木のようになります。細長い枝を集めて箒(ほういき)をつくりますが、仏像などのほこりを払うのに便利なので高野山で使われたので「コウヤボウキ」の名がついたといわれますが、定かではありません。
  週間朝日百科「世界の植物(2)」には以下のように説明したあります。その昔、和歌山県の高野山には竹、梨、胡桃、桃などの竹木がありませんでした。利潤を得る行為を戒めるという意味で、商品作物の栽培が禁じられていたのです。それで竹箒が作れず、代わりにこの木の枝を束ねて箒を作ったことから「高野箒」の名が付いたといわれています
  また同誌ではこうも言っています。京都伏見の酒倉では、酒桶(さかおけ)についた「にごり」の泡をふきとるのにコウヤボウキを使うそうです。ふたつかみほどのコウヤボウキの枝に、竹の小枝を2、3本入れて束ね、先を少し切って50センチほどの箒にすると、弾力が適度で、箒についた泡を払えばすぐとれるので便利だとのことです。
 

矢切では山林の西斜面に群れて咲いていました。

花の色や形はなんとなくフジバカマを彷彿とさせるものがあります。

すらりと伸びた枝の先端部に花が咲きます。この枝を束ねて箒を作ったといわれています。

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コウヤボウキ