石川県の宝達志水町は日本でも有数の葛の産地です。冬、雪の中で宝達山から湧き出る伏流水でクズの根を搾り、いくどもに晒しながら純白の粉に仕上げていきます。

大人の腕くらいの太い根をまさかりで砕き、繊維状にしたものを、なんども水に晒して真っ白にしていきます。気長な作業の末に出来上がった葛粉にお湯をかけていただくと葛湯です。固めると葛餅ができます。

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【クズ】マメ目、マメ科、まめ亜科、クズ属、クズ
  むかし学校でウサギ当番のとき、夏になるとよく取りに行ってウサギの餌にしていました。の字を逆さにしたような口をもぐもぐと動かして食べる様子を膝ッ小僧を抱いて眺めていた記憶があります。
  餌としては貴重ですが、人が採るよりも育つほうが早いので、たちまちクズだらけになってしまいます。じつにやっかいな植物ですが、この根から極めて優れた薬「葛根湯」ができるし、葛湯、葛餅などの原料の良質の澱粉もとれます。ふたつの顔をもった植物といえます。  

 

帰化植物、外来植物などと呼ばれながらも好まれている植物は数多いが、日本から海外に渡った数少ない植物である。アメリカの独立百年祭の博覧会の会場に飼料作物として運ばれ当地に根づいた。アメリカでもkudzu「クズー」あるいは「カァズー」と発音される。

ク ズ ( 葛 )

石川県の宝達葛

【クズ】「くず」と聞けば屑と思ってしまいます。その人は、ほんとうのクズかも知れません。ところで「葛」の名はどうしてついたのでしょう。まさか、役立たずのクズではないでしょうね。そうなのです。役立たずではありません。「国栖」(くず)というところが産地だったことから、そこの地名で呼ばれるようになりました。