チングルマ

  ヒガンバナ科(ふるくはネギ科、ユリ科などに分類されていた)のハナニラ属の多年草。日本には明治時代に移入され、いまや繁茂しすぎて野生化している。花の色も白から青、紫など様々の種類がある。こんな小さな花が多くの植物学者たちを右往左往させた。で、あげくの果てにニラに似た花というので、ハナニラの名がついた。
  それはそれでいいが、できればもう少し姿形にふさわしい名前をつけてあげたらどうだろうか。3弁の花びらの花が、二つ重なって6弁をなしている。あたかも風車が回転しているように見えることから、たとえば「かざぐるま」のような名はどうだろうか。「チングルマ」「イチリンソウ」「ニリンソウ」「クリンソウ」など“輪”を連想させるような名前の花があるのだから………。

ご覧のように3弁の花びらが重なったような不思議な形をしている。これで6弁花なのだそうだ。こんな特徴的な花なのだから、もっといい名前をつけてあげたいものだ。

みんな一様に太陽のほうに向いているかと思ったら、なかにはひねくれ者もいるようだ。それともけんかでもしたのだろうか。ときに、こんなふうに逆向きに咲いている花もある。

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葉が似ているばかりに固有の名をつけてもらえなかった花のひとつだ。それだけならいいが手折ったときの匂いがまた似ているというからどうしようもない。ほんとうなら、もっといい名をもらえたはずなのに………。

ハナニラ 集団の力