あらら こんな所にもはえてらあ!!!
『野菊の花』の碑が立っている西連寺の階段の脇の石垣は溶岩を積んである。なんと、その隙間にはさまるようにしてツルボがはえていた。こんな栄養もなさそうな所でも陽をあびないよりはいいのだろうか。

トップへ戻る

撮影:2012年9月29日

茎が伸びて花を咲かせたのを確認してからおもむろに葉が伸びてくる。球根植独特で、他の草花が枯れ始めるこるに葉を繁らせて光合成を行い球根に栄養分を貯め込む。来年に花を咲かせるためだ。

撮影:2012年9月21日

こちらのツルボは、丈の低い草がはえている場所をねらってはえてきた。

撮影:2012年9月21日

撮影:2012年9月29日

撮影:2012年9月24日

撮影:2012年9月24日

撮影:2012年9月19日

ツルボと昆虫
  ツルボは、はたして虫媒花なのか風媒花なのか? 花穂がでて、下から順に咲き上がってくるということは、上から落ちてくる花粉をあてにはしていないということではないだだろうか?
  つまり、虫媒花なのではないだろうか。いま、ハナバチがやってきている。花粉は風で飛ばない。たぶん、そうなのだろう。

野菊jの花の文学句碑がある西連寺の階段横に咲いていたツルボ。草刈りにあったが今年も咲いた。

野菊jの花の文学句碑がある西連寺の階段横に咲いていたツルボ。ツツジの木の間に咲いていた。

土手にはえていたツルボも3日後の27日には草刈りできれいに刈り取られてしまった。

撮影:2012年9月21日

ツルボと墓場
  ツルボがなぜ墓場にあるか、いろいろと考えてみた。まさか土葬だったころの曼珠沙華とは違う。球根をもった植物なので、虫が寄りつかないようにする役目をおわされているのかというと、そうでもなさそうだ。
  では、なんのために。なんのためでもない。このへんの墓地は、お盆の前のころになると、いっせに人々が墓掃除にやってくる。ツルボは、墓掃除の終わったころに花茎を伸ばして花を咲かせる。ほかの植物にじゃまをされることなく花を咲かせることができるので、ふえたのではないかとこ思われる。

【ツルボ】ユリ科ツルボ属の多年草。世界中の森林、亜高山帯の草原、海岸などに分布する。その数およそ60種。
  オオツルボのような園芸種もあるが、ここで取り上げたのは野生種。それも里山というよりか川原の土手。他の草花が伸びられないような陽当たりのよくない場所、あるいは川原の土手の草むらのなかに他の草花、とくに丈の高い草花が枯れはじめたころ、するすると茎を伸ばして花を咲かせる。葉はあとから追いかけるように伸びてくる。
  他の草花が枯れるころに芽を出して咲くのはおそらく丈の低い草花の知恵なのだろう。それだったら他の草花が芽を出すより前、春一番に咲いてもいいようなものだが、なぜか秋を選んで咲く。なにか理由があるのだろうか。
  これと似た咲き方をするのが曼珠沙華こと彼岸花だ。この花も茎を伸ばし花を咲かせる。葉はやはり後から出る。


  ツルボは救荒植物として利用されてきた。根は球根になっていて、しかもカタクリなどとおなじように多くの澱粉を含んでいる。
  ツルボ餅というものがあるそうだが、粉にして作る、としか記述がないので詳しい作り方は分からないがどんな味がするか、いちど食べてみたいものだ。

ツルボは蔓穂と書く。蔓でもないのに、どうして蔓の字が使われているのか分からない。古代から救荒植物として重宝されていたそうだ。いまは飽食の時代。ツルボを食べるほど貧しい時代ではない。

ツルボ

ヘラオオバコもそうだったが、下から順に咲くということは、上からこぼれてきた花粉を受け止めたくないからだ。