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ツユクサ

ツユクサは青色ばかりかと思っていたら矢切の渡しには白い花のツユクサがありました。すこし離れてところに花びらの尖ったツユクサもありました。ひとくちにツユクサといっても、これだけあるんですね。

正面から見ると花びらは二枚、黄色いのが雌しべ、先端が黒っぽいのが雄しべです。

横から見ると雌しべ、雄しべの違いがよく分かります。

朝(あした)咲き夕べは消(け)ぬる鴨頭草(つきくさ)の
            消ぬべき恋も我はするかも
  万葉集

こちらは白花のツユクサです。雄しべの先端が黄色です。咲き始めの若い花なのでしょうか。

あんなにきれいに咲いていたのに、午後になると二枚貝のような包の中に花びらは、しまい込まれます。

【ツユクサ】ツユクサ目ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物。漢字では露草と書く。
  日本はもちろん世界中に分布しています。植物学の先生には叱られますが人にとっては雑草でです。茎は地面を這い、花茎だけが鎌首を持ち上げたように立って花を咲かせます。花弁は三枚で、うち二枚はよく見えますが、あとの一枚は小さくて、しかも雄しべの向こう側に隠れるようにしてあるので目立ちません。しかも青ではなく白です。
  あんがい知られていませんがツユクサは夕方になると包(ほう)にあたる二枚貝のような部分に花びらをしまい込んで眠るのです。午後も遅い時間に歩くと、あんなに咲いていたツユクサはどこへいったのかと探すほどです。
  花びらの青い色はアントシアニン系の色素で、洋服などについても簡単に落ちることから染色の下絵描きなどに使われます。
  ふるくは「月草」と呼ばれていたようで『万葉集』にもたびたび月の草と書かれて登場します。別名は、蛍草(ほたるぐさ)や帽子花(ぼうしばな)、花の鮮やかな青色から青花(あおばな)などの別名があります。また生薬名では鴨跖草(おうせきそう)といいます。


上の二枚はトキクワツユクサの生える場所と花です。きれな三弁花なのがわかります。