【ヤブミョウガ】
  ツユクサ科ヤブソウガ属の多年草。中国、台湾、韓国、日本などの東南アジアに広く分布する。日本では関東地方以西の暖地に生える。5月ごろに発芽するが、この時期はミョウガと間違えるが、成長するにつれて葉が茎を包むようになるので違いがわかる。
  花には両性花と雄花とがある。両性花には黄色い雌しべがあるのですぐに分かる。秋になると緑色の実をつけるが、熟すと青紫色になる。繁殖は種でもするが、根でもふえるので、すぐに広がる。
  若芽は、初夏の葉が開ききらないうちに採取し、塩茹でしてそのままでも、または炒め物や汁物などにして食用にされるというが、食べたことがないので味のほどはわからない。
  石垣島に自生するナンゴクヤブミョウガは、絶滅危惧II類(VU)に指定されている。

藪茗荷の林を歩くと、ほのかに茗荷の香りがする。気のせいかも知れない。花が咲くと、その花を包むように蜘蛛が巣を張る。蜘蛛の糸は花が終わって実になっても残っている。写真に撮るとじゃまだが、ありのままを表現した。

撮影:2012年8月16日

撮影:2012年8月16日

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撮影:2012年7月31日

白く一本飛び出しているのが雌しべだ。そのつけ根のあたりに丸いふくらんだものが見えるが、これが受精の終わった雌しべなのだろう。したがって先端部分が黄色くなっている雄しべは、みんな用無し。

ミョウガがの名がついているが、茗荷ではない。葉はよく似ているが、手でもんでもミョウガの匂いはしない。ほとんど無味無臭だ。花は茎の先端から出る。そこも違う。

ヤブミョウガ

こんな薄暗い半日陰に咲く花だが、朝に開き、夕方になるとつぼむのだ。