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12月11日
12月にはいったというのに秋の盛りのようないい天気が続く。そんなある日、クマがしきりに何か食べていた。近づいてよく見ると丸い小さな実だった。エノキの実だ。本来は鳥に食べてもらい、遠くに種を運んでもらいたいとエノキは思っているのだろうが、クマが食べるとは木にとっては予定外。もっとも田舎ではむかしは子どもたちのおやつとして拾われたものだ。たくさんポケットに入れて遊びながら、ときどき食べたのを思い出す。

9月7日
秋の気配が漂い始めた9月。クマは河川敷のゴルフ場のグリーに乗り、芝の上でゴロゴロと転がり体をかくのが大好きだ。気分爽快。丸々とした体のわりに走りは早い。ところ狭しと駆け回る。

3月27日
いつのころからか、人がベンチに座るのを見ているうちにクマもベンチに座ることを覚えた。自分も人と同じだと思っているのだろうか? ベンチに座るクマを見てお客さんたちが喜ぶので、それならと座るようになったのだろうか?

1月9日
あいかわらず、ほかの犬が来ると吠える。いかにも恐ろしい表情だ。ところが、もともとペットとして育てられた犬たちはクマがなぜ怒るのかとばかりに、いちおう立ち止まって身構えるが、突っかかってはいかない。

8月4日
風通しのいい江戸川の堤防の上にあがって涼をとるクマ。東京の街が一望できる堤防の上は真夏とはいえ気分がいい。スカイツリー(画面左)がよく見える。

7月9日
暑い日が続く。さすがのクマもこの暑さにはぐったり。アカメヤナギの大木の根元に寝転がって涼をとる。クマはアカメヤナギの根元が涼しいことを知っている。木や草などの植物はどんなに暑くても日陰などに移動することができない。そこでアカメヤナギの大木は暑い夏のあいだは大量の水分をとり、その水を蒸発させることで気化熱で暑さをしのぐ。こうした植物の知恵をクマも利用する。

6月1日
矢切の渡しの乗り場には南側に真竹(まだけ)、北側に淡竹(はちく)の林がある。5月の中旬ごろから淡竹のタケノコが出始め、6月の中旬ごろからは真竹のタケノコが出始める。このタケノコはクマの大好物だ。前足で押さえ、口で器用にに皮をむいて食べる。孟宗竹と違って灰汁(あく)が少ないのでクマも食べるのだろう。我々人間には味が薄いのだが犬にはそれがいいのだろう。

5月4日
ゴールデンウィークはクマにとってサービスデー。女の子が寄っていてクマと一緒に写真を撮ってとお父さんにお願いする。写真は嫌いだがしかたなくカメラのほうを向く。ほんとうはクマはカメラのレンズを向けられると顔をそむけるが、女の子のたっての希望にこたえる。

3月31日
『花さか爺さん』に出てくる犬は、ここ掘れワンワンと鳴いて小判のありかを知らせるが、まさかそうではないだろうが、ワンワンとは鳴かないがクマはときどき土を掘りはじめる。どうやら土の下に何かがいると感じるからだろうか? かなり真剣な表情で掘っている。どうやらモグラの匂いでもするのだろう?

1月22日
顔見知りのお客さんから、ときどきフランクフルトソーゼイジをもらうが、食べるところを見られたくないのかアカメヤナギの大木の根本にくわえ込んで隠すようにして食べる。取られてはいけないとでも思うのだろうか? それとも犬の野生時代の本能が残っているからなのだろうか? やった人はクマの喜ぶところを見たいと思っているだろうな、冷たいクマ。

2011年1月1日 
今年も柴又・帝釈天へ初詣の人が多かった正月。あいかわらず来る人くるひとがクマを取り囲み、かわいいねと声をかける。まだ慣れないのか、クマは愛想を振りまくこともなく、けげんな表情で見つめるだけ。 

クマ 4歳になりました