民俗学者の柳田國男は、その著『地名の研究』のなかでこういっている。
《地名とはそもそもなんであるかというと、ようするに二人以上の人のあいだに共同に使用せらるる符号である》
  三峰山の名もそのでんで言うと、自然発生的についたものかも知れない。国土地理院の2万5,000分の1の地図を見るとそんなふうには見えないが、実際に歩いてみると3つのピークらしきものが確かにある。
  地元の人に聞いても、3つの峰があるから三峰と呼ぶのだと話している。私が登った日はあいにくのガスで数メートル先しか見えなかったが、晴れていれば素晴らしい眺望を楽しめたことだろう。なにしろ、周囲に1800m以上の山がないのだから。
  いちめん笹におおわれていて、木は数えるほどしかない。頂上付近にはぜんぜんない。この笹は飛騨国(岐阜県北)周辺で“ノムギ”と呼ばれるクマザサの一種なのだろうか。丈はせいぜい15cm前後しかない。
  野麦峠の地名は、10年にいちど麦のようは穂を出して実をつけるクマザサのはえるところからついたと言われている。そういえば野麦峠は飛騨国から女工として信州に働きに来る話だが、ここ三峰の笹も野麦峠の笹とおなじかも知れない。




 下の写真はお借りしたものだが、晴れた日の三峰からの眺望の巣晴らしさをよく記録してある。もし、山頂からの眺めを見てみたい方はアクセスしてみてください。

地名を考える
  三峰山(1887.2m) ・・・・・・・・・・ 長野県小県郡長和町(ながわまち)・諏訪郡下諏訪町・松本市       
                            

<日本全国の三峰(峯)山の一覧>

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写真は鉢伏山(1928.5m)から見た三峰山。ふたつの山の間にはじゃまになる高い山がない。笹の中に1本だけ木が見える。

ナデシコとウメバチソウが隣り合わせに咲いていた。誰かみたいだね、と同行者が言った。誰だろな〜!!

撮影:2012年9月3日

撮影:2012年9月3日

撮影:2012年9月4日

撮影:2012年9月4日

20分ほど急坂をあえぎあえぎ登ると穂高連峰が目に飛び込んできました。凄い!
                           (http://www.geocities.jp/thkyd/hi-ho2/201011mitumine/mituminesan.html