だって、しかたがないよね!

スズメの母子が水浴びをしていました。ひっきりなしに車がやって来る道ばたで、人が行き交う道路脇で、そのたびに飛び立ちながらも、かあさんスズメはこれだけは教えておかなければと必死な様子。

巣立ってまもない雛スズメ やがて自力で餌を食えるようになる。

餌の少なくなる冬は木の実も食べなければならない。

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  スズメ目スズメ科スズメ属の小鳥。スズメは人の住む地域に生活する鳥。稲や麦など穀物を食い荒らす害鳥と考えられて考えいますが、実際には害虫を退治してくれる益鳥でもあるのです。とくに子育てのころには盛んに虫を補食します。中国で実際にあった話ですが、害鳥としてスズメの撲滅運動をしたところ、稲に虫がついて収穫量がガクンと落ち、そのために、中国ではいまやスズメは益鳥として歓迎されているとか。
  スズメが人の住む地域を住みかとしているのは、外敵が近寄らないからだと考えられています。その特性から過疎化のバロメータにもなっています。村が寂れ、人がいなくなると、スズメも姿を見せなくなるといわれます。そのてんではツバメと似ています。ツバメも人がいなくなると姿をみせなくなります。スズメが少なくなっている村は人も少なくなっているのです。
  したがってスズメほど俳句や物語や慣用句などになっている鳥はいません。たとえば小林一茶の《雀の子そこのけそこのけ御馬が通る》 《我と来て遊べや親のない雀》、松尾芭蕉の《稲雀茶の木畠や逃げどころ》、私の好きな雀の句は五島高資の《力とは地から飛び立つ寒すずめ》だ。あるいは『舌切りスズメ』は有名な童話です。童謡には《すずめの学校=ちいちっぱっぱ ちいぱっぱ すずめの学校は山の中〜》が有名です。慣用句では、《雀百まで踊り忘れず = 幼いころに覚えたことは年をとっても覚えているものだ》、《雀海中に入って蛤となる=古代中国では秋に雀が集まって騒いでいるのは海にはいって蛤になるためだと思われていた。そこから転じて物事が大袈裟になること 》 《雀の涙=ごくわずか、あるいは小さいなどの形容として使われます》、かわったところでは《すずめ焼き =スズメを焼くわけではなく、 同じ具材を幾つも並べて串焼きにした料理を、電線に多数並ぶ雀の姿になぞらえた呼び名》、《雀刺し=これがわかる人はかなりの博学。将棋の差し手のひとつで、飛車・角・香を一直線のおくこと》、《雀踊り=仙台地方で踊られるもので、雀が庭先でピョンピョン跳ねるさまを真似た踊》。ちなみに仙台藩伊達家の家紋は竹に雀です。
  右下の写真のスズメは木の実を食っているのでしょうか? それとも枯葉のどこかに何かがあるのでしょうか。まさか、木の芽ではないでしょうねえ、それとも密なんでしょうか。なんだかわかりませんが、木に群がっていました。何を食べているのか、ご存じの方は教えてください。

 

スズメ あんた何を食ってるの? 

スズメの餌はさんだろな。お米? それとも木の実かな?いえいえそれとも虫かしら?

伊達家の家紋