はぐれカルガモの雛

飛び込みの稽古でした。

野菊の小道を連れ立って歩くカルガモの親子。

産卵するまではカップルで暮らしているが、雌が抱卵をするころになると雄はどこかへ行ってしまうのである。

  二羽のカルガモの雛がイネ科の植物の種を嘴でこそげ落とすようにして食べていた。右側の大きいほうの雛の嘴は届くが、小さいほうは届かない。それでも一生懸命に飛び上がって食おうとするが、そのたびに落ちる。左の雛と右の雛とでは孵化した時期が二週間ほど違うのだろう。体の大きさが違う。模様も違う
  ともにはぐれカルガモだ。どうして親とはぐれたかはわからない。ふつうだったらカラスなどの天敵に襲われて食われてしまうのだが、どちらもとりあえずは助かった。これからも襲われる危険性がある。さいわい左側ほどの大きさになれば、もうカラスに襲われる可能性は低いが、右側の雛は一撃で殺されるだろう。
それだけに、必死で後をついてまわっている。

トップへ戻る

カルガモの学校   

みんなこうして母親から学んで大きくなった。それでは父親の役目ってなんなのだろうと、つい考え込んでしまいそう。カルガモの学校の先生は、おかあさんだった。

【カルガモ】 、動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類.。矢切の渡しに棲息するカルガモは、田んぼに水のはいる5月のゴールデンウィーク前後に産卵。ちょうど稲が伸び始めるころに孵化できるように計画的に卵を産む。
  矢切の農家ではカルガモを害鳥とみなしている。冬場、草花が枯れてしまうと、畑に植えてあるキャベツの苗を食い荒らすからだ。
  毎年、何組かが雛を産むが、「かわい〜い!」などとは矢切の農家の人たちは思っていない。なぜカルガモが減らないどころか増え続けるのは、雑食性のカルガモの肉は臭いために、誰も捕ろうなどとは考えないからだ。