撮影:2013年4月5日

ツクシの胞子が飛ぶばかりになった。ひだのあいだに緑っぽく見えるのがそうだ。

次の花を見る

まえの花に戻る

トップへ戻る

名前がクワガタソウなのでイヌノフグリなどと同属のように思われがちですが、クワガタソウ属なので別の花です。でも、花の形はオオイヌノフグリにとてもよく似ています。高山の林の中のような半日陰を好んで咲きます。

クワガタソウ

これがイヌノフグリです。お猪口のような花です。葉っぱは肉厚でうぶ毛が生えているので区別がつきます。日本の在来種ですが、いまはオオイヌノフグリに場所を奪われて、だんだん少なくなっています。果実の形が雄犬の陰嚢(ふぐり)に似ていることから植物学者の牧野富太郎博士が命名した。由緒ある名前なのですよ。

フラサバソオ(ツタバイヌノフグリ

タチイヌノフグリ

イヌノフグリ

オオイヌノフグリのすぐそばに、ツクシが顔を出しました。いったい、どんな話をしたのでしょう。ちょっと想像してみましょうか。 
オオイヌノフグリツクシ

同じクワガタソウ属です。オオイヌノフグリより開花期が遅く、花が咲いても種を包んでいた子葉が残っているのが特徴。それに全体に毛が生えているのすぐにわかります。

同じクワガタソウ属の花です。茎が立っているからこの名がつきました。オオイヌノフグリと同じように、牧草に混じって輸入された種がこぼれて各地に広がっていきました。いまや世界中で咲いています。

【会話T】
ツクシ 「こんにちは。お隣におじゃましますよ」 
オオイヌノフグリ「おや? ツクシさん、今年もいらっしゃい」
ツクシ「そうなんです。早く出てこないと、ほかの草たちに遅れをとると、お天道さまを浴びることができませんからね」
オオイヌノフグリ「ええ、おたがいに苦労をしますねえ、ちいさいと」
ツクシ「でもね、ものは考えようですよ。わたしたちが無事に出られるのを見てから、ほかの草花はゆっくり出てくればい    いんですからね」
オオイヌノフグリ「ええ、そうですねえ」
ツクシ「隣のツーちゃんちなんて、頭がつかえて出られなくって、とうとう土の中で一生を終えたんですよ」
オオイヌノフグリ「わたしたちの仲間もあのときには大勢なくなりましたよ」
ツクシ「そですってねえ、なんでも新しく道路とやらいうものが出来て、コンクリートでふさがれたそうよ」
オオイヌノフグリ「しょせん、わたしたちは、草や花ですねものねえ」
ツクシ「わたしたちは草でも花でもないから………。アッ、だ、だれだ! 引っ張るのは? さようならオオイヌノフグリさ    ん。また来年会いましょう」

【会話U】
ツクシ「こんにちは、オオイヌノフグリさん、仲良くしてね」
オオイヌノフグリ「おや、ツクシくん、今年もまた会ったね。こちらこそ、よろしく」
ツクシ「オオイヌノフグリさんは、きれな色でいいね」
オオイヌノフグリ「ありがとう。でもねえ、わたしたちの命は一日で終わりなの」
ツクシ「どうして? いつも青々ときれいな色で咲いてるじゃないの」
オオイヌノフグリ「あれはねえ、わたしじゃないの。弟や妹たちなの。わたしたちは一日しか生きられないの」
ツクシ「ふ〜ん、そうなんだ。ぼくたちもね、♪ツクシだれの子 スギナの子って童謡にも歌われてるけど、ぼくはスギナ    の子じゃないのにね。ぼくたちが親でスギナが子どもなのに、歌のおかげで子どもにされちゃていやだな」
オオイヌノフグリ「みんな苦労があるんだね。せめて今日一日、仲良くしましょ」
ツクシ「うん」

そういえば思い出しました。なぜかゲンノウショウコのことを私たちはチョコバナと呼んでいました.蔓状に連なったこの草を抜いてきて,軒下などに干してあったのを思い出します.